2016年6月29日水曜日

知多半島ボート釣り8(最後のタコ釣り?)

(水曜日の釣り)

知多方面へちょっとした仕事があったので、好都合とばかりに釣り道具を積み込みボートをカートップし、仕事を兼ねてボート釣りへと出撃した。

道中は小雨が降ったり止んだりしていたが、幸いにして現地に着く頃には雨は止んでくれた。

仕事道具を積まなくてはならないのでサイドフロートは積まなかった。ベタ凪だったのと釣りの荷物が少ないのでサイドフロートが無くても問題なかった。

タコエギ釣りは、竿が1本、エサがいらないので荷物が少なくてすむ。万が一、竿が折れても折れた竿のままでタコ釣りの場合は問題なく続けられる。

 4:30頃準備完了

潮の流れがそれほど速くなかったので流し釣りで探った。

ほどなくして、1匹目。小振りのタコが釣れた。


しかし、後が続かない。

潮の流れが速くなってきたので、流し釣りは止めてアンカーを打つことにした。

タコが居る場所を探しながらタコエギを投げる。

しばらくして2匹目ゲット。

クーラーに入れようと蓋を開けたら、中は空っぽ、、あれれ?

どうやらクーラーの蓋をしっかり閉じていなかったようで1匹目のタコは逃亡した模様(泣)。

タコはわずかな隙間があるとすごい力でこじ開けて逃げる。ウナギも同じ。タコとウナギは逃亡の名人なので釣り上げてからもけっして油断してはならない。

その後にタコがあまり釣れなかったら逃げたタコは貴重な1匹となるところだが、、

ジアイに入ったのかコンスタントに釣れるようになってきた。1匹脱走したショックは緩和されてきた。

いいペースで釣れていた時、、

漁師の船が近づいてきた。

「何釣ってるの?」 「タコですよ。」 「悪いけどタコ釣りは組合員以外は禁止してるんだわ。」

今シーズンからそういうことにしたらしい。禁止エリアは愛知県側全体だそうで。

実は前々から、タコ釣りをやれるのはせいぜい今シーズンが最後だろうなあとの予感はあった。

なぜなら、他のボート釣りのかたと話す機会があった時に、漁師からタコ釣りはやめてくれ!という注意と言うか勧告を受けた話しを度々聞いていたので。

それはちょっと離れた場所のことだったので、ここら辺りも時間の問題かと思っていた。

この日は平日だったし天気も悪かったせいか、タコ釣りボートは見かけなかったが(漁師ぽいのは別にして)、去年のタコシーズンの日曜日ともなるとタコ釣り船団が形成されており、タコに対してかなりの圧力が感じられたのも事実。

タコはルアーで釣りやすいターゲットで、

タコを襲うような外敵(凶暴なウツボなんかは外敵のひとつらしいが)はほとんど居ないらしく、タコの居るポイントは大前提として、タコエギなどの疑似餌には警戒心を見せずに喰ってくる。

だから、ひとたびタコが釣れ始めるとわかると、こぞってタコ釣りボートが押し寄せる。それは他の釣りものにも言えることですが。

さて、

船に三人位乗っていた漁師は、さすがに釣った分を逃がせとまで言わなかったが、、

勧告に従い、アンカーを引き上げ帰ることにした。(タコエギしか持ってきてなかったので、他の釣りはやりようがないかったし。)

図らずもわずか1時間程度のボート釣りとなってしまった。ボート片付け中から本降りとなったので、結果的に早上がりはよかったと言えばよかったか。


6、7匹くらい釣れたかな?まだピンピンしていた。

タコは釣り味に関しては重いだけ面白味はないですが、やはり喰って美味いし、余分に釣っても貰い手にも喜ばれるし。これからがシーズンなのに残念だあ。。

まあ、陸から釣るなら問題ないだろうから、これからは陸から釣るか!夜釣りなら浅場に大きいやつが寄ってきている可能性があるかも?意外といけるかもしれないな。

2016年6月26日日曜日

伊勢湾ボート釣り

(日曜日の釣り)

梅雨らしく天候が優れない日が続いていおります。

幸いにして日曜日は雨の心配が無く晴れ間が見える予報という。波高、風にしても問題なさそう。

これならボートは出せるぞ!ということで、梅雨の間隙を突くようにして出撃です。

午前1時起床の超早出。予定どおり真っ暗闇の3時前にはボートから釣り糸を垂らすことができた。

海上は風、波とも穏やか。真っ暗闇の海上にしてはややスリルが物足りない?くらい。

準備したエサはアオイソメと近所の水路で捕った小ザリガニ。

まずはアオイソメからはじめた。

底を攻めれば根魚は間違いなくかかってくるので、それは置き竿に任せ、軽い仕掛けの手持ち竿で中層を探った。

中層の想定ターゲットとしてはメバルやメジナ、セイゴあたりだが全く反応なし。

ようやく、反応をみせ小気味いい引き味で上がってきたのは、、、クサフグだった(泣)。

置き竿を上げてみる。いいサイズのカサゴが釣れた。(23.5センチ)

カサゴマンションと言っていいポイントなので小カサゴはうんざりだが、このサイズならいいんでない?フグしかこない中層狙いは置いといて底を攻めることにした。

しかしと言うかやはりと言うか、かかってくるのは18センチ以下の小型のカサゴが多い。すべてリリース。

ここからルアー(バグアンツ)にして底を探ると、、

カサゴに比べると段違いの力強い引き!

上がってきたのは、



30いったか~?(実際は28.5cm)。いいサイズのタケノコメバルが釣れた!




ルアーはエサに比べてはアタリは少ないが、カサゴが来れば20cmオーバーのキープサイズとなる。ルアーもなかなかいいぞ!

しかし、ソフトルアーなので、明るくなってからはフグ(キュウセンの可能性も)にズタボロにされること数度。

これはいかんと言うことで、ソフトルアーの代わりに小ザリガニの出番となった。

ルアーと同じく釣れればデカいはず、、

しかし、アタリはあるもののハリだけきれいに残すばかりで根魚が釣れることはなかった。これはクサフグ、いやクソフグの仕業に違いない。

再びアオイソメに戻すと、良型のキュウセンが釣れた。(自己記録更新の22.5cm)



根魚はじゅうぶんやったので、キスとマゴチ狙い(というか調査)に切り替えた。

しかし、海況は急変。


風がビュービューに吹いてあっと言う間に流される激流。マゴチ調査どころではなく、かろうじてキス数匹を釣って帰ることにした。

◇3:00~9:00までの釣果




タケノコメバル28.5cm、カサゴ23.5cm以下、キュウセン22.5cm、キス

リリースはカサゴ、ゼンメ


大小入り混じるエサ釣りよりも喰ってこれば比較的サイズが揃うルアー釣りは中々いいと思った。

根魚は暗いうちがいいので、次は夜通しやってみようかしら。


◇料理


2016年6月12日日曜日

知多半島ボート釣り7(大マゴチ、キス大漁)

(日曜日の釣り)

早くも梅雨入りの発表があったようですが、この日は幸いにして降雨の心配がない曇り予報。

寒さはもちろんのこと直射日光による暑さの心配もなく、海上は穏やかでボート釣りをするには絶好と言っていいコンディション。

4:30頃、出撃準備完了

そんな中、今回は久しぶりにサーフからの出撃だった。

本命はマゴチだが、アタリがあるかどうかもわからないし、じっと待つのは退屈なのでキスなどの小物を釣りながら、それをエサにしてマゴチのアタリを待つ作戦でいく。

開始早々からマゴチのエサにちょうど良さそうなピンギスや小メゴチが釣れてくれた。


小型のホウボウ。これもマゴチのエサとしてキープしよう。

マゴチのエサとするので小魚が釣れるのは嬉しい。しかし、それは最初だけで4、5匹あれば十分だ。


ピンギスばかりの中、こんな20cmの大ギスが混じるとうれしかった。後半は運よく大ギスのポイントを見つけて大ギスばかりを狙いうちできた。

小物竿のほうは必ずアタリがあり退屈しない。いっぽう、大物置き竿のほうは静かなもの。

そして、

釣り開始からどれくらい経っただろうか?

ついに、

置き竿の穂先がギュンギュンと海へと突き刺さっていく大物のアタリ!

竿を手に取るとかなりの抵抗を見せた。

これは大物中の大物と確信した。

ドラグを微調整しつつ巻き上げていく。

水面下に来るとさらに抵抗が激しくなり、ドラグをジージーと鳴らしながら大マゴチは潜っていった。

再度2、3分かけて水面に浮かせ、

今度はしっかりタモに収まった。


先日釣ったマゴチよりひとまわりはデカそう。これはかなりの大物に違いない。

気を良くして小物を釣りながら流していると、

再びマゴチ用置き竿にアタリが!


先ほど釣り上げたマゴチと比べると小さく感じるが立派な大マゴチだった。

マゴチは7時半までに二回アタリがあり二匹釣れたがその後は音沙汰なしだった。

マゴチのエサとしてピンキス、メゴチ、ホウボウ、小サバと試したが、マゴチ2匹はいずれもメゴチに喰ってきた。

最後は大ギスがよく釣れたし、何より大マゴチ2匹に満足し、出船場所のサーフへと戻った。


ボーズの時に比べて釣れた時のほうが後片付けは億劫でないな。砂まみれのボートをカートップして帰路に就いた。


◇4:30~11:00までの釣果




 マゴチ56cm、45cm


キス72匹、メゴチ、小サバ、小ホウボウ

 20cmの大ギスもけっこう釣れた。

◇料理
大ギスの刺身と炙り

キスの皮は薄いので皮を剥ぐのが大変だった。なので途中から炙りに変更した。

刺身はそれなりに美味いけど、キスはやっぱり天ぷらやフライや干物にするほうが持ち味が生きるかな?

それにしてもキスを調子こいて釣り過ぎたので後の処理が大変だった。

おかげで大マゴチの処理は翌日に持ち越すのだった。

2016年6月6日月曜日

知多半島ボート釣り6(スジエビの保存法)

(日曜日の釣り)

この日は完全な雨予報だった。ただ、降水量は1ミリ/hで天気は回復に向かうという。

最近の天気予報は雨予報に関しては多少大げさな予報をする気がするので、1ミリということは実際には雨は降らないんでは?という期待を込めて出撃です。

5:00頃 準備完了

晴れの日曜日ならミニボート出船ラッシュの時間帯だが、プレジャーボートが一艘出ただけだった。

実際は天気予報どおりで8:30頃までは小雨に降られた。これくらいの雨ならボート釣りをするには問題なかったがやはり雨中の釣りはけっして快適ではない。

海上は釣りの小型ボートは見かけないが、なんだこれは?というくらいの漁船が操業していた。青物が相当まわってきているのだろう。

まずは大アジ狙い。前回同様にモエビ(スジエビ)のエサを落とす。

早速反応がある。小サバが連なって釣れる。多少カタクチイワシも混じった。

前回はこれらの小魚を捕食する大アジであろう捕食音が水面で聞こえたが、今回はそんな様子は見られない。

大型青物は釣れず小型ばかり。

入れ食いだがあまりにサイズが小さすぎる。ここはサイズアップを図ろうとルアーを投げてみる。たま~に食いついてくるのは大きい目の小サバでけっして小サバの域を出ない。

エサ釣りなら小型青物が何百匹と釣れそうだったが大物狙いできたのでマゴチ狙いへとシフトする。エサにするイトヒキハゼはすぐに確保できた。

流れはそれほど速くないので流し釣りで探った。底付近にエサが漂うようにタナにも気を使ったが、

いくら流してもアタリは得られず、

ついにはマゴチは諦めた(泣)

今回はマゴチ釣りに大半の時間を割いたがダメだった。やっぱりウタセエビのほうがいいかもしれない。

最初に釣った小サバだけではあまりにお土産が少なすぎるので、最後はイソメのエサでキス狙い。

22センチの刺身でもいけそうな大ギスが釣れた。結局キス9匹を追加して納竿とした。


◇5:15~10:30までの釣果


大物釣れず残念無念~


◇料理
収穫直後の実山椒


先日、庭で収穫した山椒の実を茹でて冷凍保存してあった。

どこかのブログで山椒煮がオススメとあったので、この冷凍の実山椒を入れて甘辛く煮付けた。

小サバの山椒煮

これは気に入った。甘辛くする煮魚には生姜かタカノツメくらいしか入れたことはなかったが実山椒はバッチリ合う。和風の料理には和風のスパイスが合う。

甘辛い煮魚を食べ続けると口がくどくなって飽きてしまいそうなところを、ピリッとした実山椒によって瞬時にリセットされるので飽きずに美味しく食べられる。


◇余ったモエビ(スジエビ)の保存


釣りエサの余ったモエビは田んぼの泥を敷いた容器にオオカナダモ(アナカリス)を入れておけばブクブクなしでも長期保存可能と言うか、飼育できます。

ただし、モエビは釣りエサの総称なので、モエビといってもスジエビに限ります。湖産エビやシラサエビは死にます。釣りエサ屋によってモエビの種類が違います。スジエビは特徴あるスジで見分けられます。

スジエビは池や水路などの止水域のような溶存酸素量の少ない水環境に生息しているのでオオカナダモの出す酸素で事足ります。

容器の置く場所は、水草が入れてあるので当然日光があたる場所。オオカナダモは丈夫で夏場はもの凄く増殖するので適宜間引きが必要です。(探せば小川や小河川に生えてます。)

また、釣具屋では共食い防止のためモエビ水槽の温度を低く設定してありますが、この屋外の環境下では水温が上がりスジエビの活性が上がると共食いを起こす可能性があります。様子を見てメダカのエサ等を適宜与える必要があります。

小さな生態系が出来ているので、足し水だけで水換えは不要です。ただし、エビが大量死してしまった場合は水換えをしたほうがいいでしょうね。