2016年9月12日月曜日

巨大スッポンを喰らう


ウナギが釣れないからと持ち帰ったのだけど、2ヶ月に亘る泥抜きと臭み消しの養生期間を経て、ついにいただくことにした。


水換えは1~2日に1回。

途中から甲羅にカビ菌が根づいてしまったようで、水換えするたびに繁殖したカビを歯ブラシで綺麗にするのだった。

生きたままのスッポンを捌くのはこれで4、5匹目だが、スッポンを捌くのは、まったく動かないお魚と比べればハードルは高いのだ。

そこで今回は、スッポン捌きのちょっとしたコツがわかってきたみたいなので紹介してみます。おいおい!byスッポン


尾っぽが短いということでメスのようだ。


◇まずは首チョンパから。

暴れているうちは首を伸ばしに伸ばすが、まだこちらの体制が整わない。

そこでひっくり返す。

起き上がる時に首を使うはずだが、警戒して首はなかなか伸ばしてくれない。前回は15分は待った。

スッポンの身体を掴んで斜めにすると、スッポンは起き上がれるんじゃないか?と首を伸ばしはじめます。

首が伸びきったところで、軍手をはめた手で首根っこをしっかりつかみます。全力で行かないと首をひっこめてしまいます。それぐらい力が強いし滑る。今回は3回目で成功。

首をはねたら解体にかかりますが、


赤い線に沿って包丁で切りこみを入れます。赤線外側の部分(エンペラ)は柔らかいので包丁が入ります。

要するに、首チョンパが無事に終わったら、エンペラ部分を切り離せば、あとは何とかなります。

キッチンバサミや出刃を使って解体していきます。



※首チョンパから30分経ってから、飲んでしまった釣り針が残って無いかと、スッポンの口を開けるとスッポンは噛みついてきました。ヘビと全く同じで首をはねても油断できません。


今回は、水、酒たっぷり、生姜多め、こしょう、塩、化学調味料少々で料理。


1時間程度煮込めばエンペラはトロトロで食べ頃になります。

あとは適当な野菜を入れていただきました。鼻に抜ける野生の生臭みを遠くに感じつつも、美味しくいただきました。

4 件のコメント:

  1. こんばんは~
    スッポン、とうとう解体されましたか!
    何度か釣りガサさんのブログで見てますが、凄いですね~
    30分たっても噛みつくって(´•д•`)怖いですね
    白いのは卵ですか?

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    1. こんばんは。
      2ヶ月も飼ってしまったので、泥抜きはしっかりできました。

      最初は首だけで息をしていたんですが、おさまったので口に触れると噛みついてきました。この個体は2キロもあったので生命力が特にあったようです。

      そう、白いのは卵巣です。塩焼で食べましたが特別の味はなかったです。マゴチの卵巣のほうが美味しかったですね。

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  2. こんばんわです。
    天然のすっぽんはやっぱり美味しいのでしょうね。
    一度その壁を乗り越えれば同じだと思いますが
    もし自分がすっぽんを釣ったとしたら捌けるのかなあ〜。
    でも美味しいんでしょうね〜(笑)。
    ではでは。

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    1. こんばんは。
      天然スッポンの味はまずまずでしょうか。はるか昔に養殖スッポンを食べましたがすごい美味かった印象があります。1匹を大人数で食べたせいかほんの少ししか食べられなかったのですごく美味く感じたかもしれません。

      天然スッポンは少し独特の風味があります。生臭い亀の風味といいますか(笑)やはりスッポンと言えばその生命力から得られそうな滋養強壮効果に期待ですね(笑)

      スッポンは首を落とすのさえクリアできれば何とかなりますよ。

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