2015年10月15日木曜日

ナマズ味のナマズ

絶滅危惧種に指定されてから数年… その希少性による価格の高騰により、すっかり庶民の味ではなくなってしまったニホンウナギ。

原因は、乱獲か環境悪化か、世界的人口の増加か?実際フィールドへ出てもウナギは釣り難くなった気がします。ウナギがあまり釣れないので増々足が遠のいてしまうので、明らかにデータ不足は否めませんが。

そんな中、最近、ウナギの代替品としてウナギ味のナマズというのが開発されたようです。

ナマズに海水魚用のエサや甲殻類を与えることにより、淡泊なナマズに脂をのせてウナギに近づけているという。

「ウナギとほとんど変わらない」 「黙っていればナマズだとわからない」とか検索するとそんな記事ばかり、、いくらなんでもねえ、、大半はステマ記事かと訝って読んでおりますが、、

いやいや、食べてもいないのに決め付けはよくない!きっとナマズはウナギの味になったのだ!

ウナギ味のナマズは機会があれば食べにいくとして、


その前にナマズの味をしっかり味わっておかないといけない。飼育しているナマズを食べることにしました。

このナマズ、食べよう食べようと思っていながら、釣ってから一年以上が過ぎてしまった。元気に生きているし、海で釣ってきた魚を喰うのにいっぱいいっぱいでついつい後回しに。

水槽から取り出してみると、あまりエサをやっていないせいか一年経ってもサイズはほとんど変わっておりませんでした。けっして痩せ細っているわけではありませんが。

エサは主にミミズで、ドジョウ、ザリガニ、小魚など動くエサなら残さず食べてました。

120センチ水槽という狭いところで飼ったせいで大きくならなかったのも考えられますが、歩留り率を考えてもエサが少な過ぎたのは間違いないところです。

以前、近所の川で釣った70センチのナマズは泥臭みが酷くて所どころしか食べられませんでした。特に骨に近い部分の身は泥臭みが強かった。

また、おちょぼさんの川魚料理店で食べたナマズの蒲焼きは、さすがに泥臭みはなかったです。非常に淡泊な味わいでした。

◇料理


料理屋は姿焼が多いようですが、ウナギの蒲焼きを意識して三枚におろしました。

40センチのナマズは、大きすぎず小さすぎずでナマズに限らずこの位のサイズが一番捌きやすいですか。(長物は別にして)

70センチのナマズを捌いた時は、そのサイズもそうですが体表のヌメリには往生した記憶が強かったですが、この位のサイズのヌメリはたいしたことはなかったです。

ナマズの蒲焼

いただきま~す。

うんうん、やはり淡泊な味わいだ。水道水での長期飼育ですからもちろん泥臭みは全くなし。

ウナギやアナゴの長物と違って小骨が無いので身崩れも起こしやすいし歯応えに弾力がありません。美味しく食べられますが、特徴がないというかパンチがないというか、おちょぼさんで食った時の蒲焼の印象そのままでした。

このナマズが本当にウナギの代わりになるのか?いや、ウナギに近い味になるのだろうか?といったところですが、、

長物独特の弾力は無理にしても、脂がのればウナギの代替品としてもけっしておかしくない可能性があるかもしれないですね。

2 件のコメント:

  1. こんばんわです。
    飼育したナマズ、ついに食しましたか。
    これでナマズも成仏できることでしょう(笑)。

    ウナギ味のナマズ、私も大変興味が有ります。
    ナマズの味は見た目と違って淡白で上品、
    と言う印象が有ります。

    それが、ウナギの味に近くなると言うのは
    にわかに信じがたいです。

    やっぱりナマズはナマズとして美味しく食べてやりたいです。
    でも、ウナギ味のナマズは気になりますねえ(笑)。
    ではでは。

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    1. おはようございます。
      泥臭みがなければそこそこ美味しいナマズですが、ウナギ屋と違ってナマズ屋を見かけないというのはそういうことなんでしょう。それでも、近いうちにウナギ屋にナマズののぼり旗が立つ日が来るかもしれませんね。

      脂ののったナマズがどこまでウナギに近づいているのでしょうか、またウナギ味のナマズを食べたらレポートしたいと思います。

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