知多方面にそろそろ顔だけは出しておかなければならないような仕事があった。正確には仕事というより、顔つなぎと言うのが適切かもしれない。
出向くのにそれなりに車を走らせなければならない距離がある。顔を出すためだけに行くのは無駄だよなあ…
だからと言って行かないわけにも…ここはボート釣りを兼ねて(本当はメインに?)出向く意味を持たせることにした(笑)
前回は早朝だけタチウオが入れ食いとなった。よって今回はさらに早い時間で出撃することにした。
BIC245での出船。ゴムボのカートップを覚えてからはゴムボが多かったのでBICは久しぶりな気もする。
いつもフライング気味の出船が多いが、今回は完全なるフライングだった。
恐る恐るボートを走らせ、程なくポイント付近に到着。空はまだ真っ暗け。完全なボート夜釣りだ。
ジグを落としてみる。
反応なし。何度やってもダメ。
しかし、思ったポイントとは違うぞ。此処はどこなんだろう?魚探GPSマークの登録はない。大雑把な位置はわかるが暗闇の海上では山だては難しい。どこだろうがタチウオが釣れれば問題ないが肝心のアタリがない(泣)
空が白み始めてきて、ようやく正確な現在位置がわかってきた。だいぶ流されていたようだ。ポイントと思われる場所へボートを走らせる。
最初のアタリは中層より下だった。タチウオゲット!
その後はアタリのあるタナが上ずってきた。前回同様入れ食いの様相。
アタる層はどんどん上昇していき、終いにはジグを水面へ落として1秒後にはタチウオが喰い付いてきていた。
タチウオが水面下1メートルで待ち構えているのかと思うくらい。こうなったらダイソージグどころか、光るものに針が付いていればなんだって釣れるのではないか?
明るくなってきてミニボーダーが二艘やってきた。同じタチウオ狙いのようだ。
「早いですねえ、釣れますか~」 「入れ食いですよ~」と答える。
しかし、その後はピタッとアタリが無くなった。前回以上にジアイは短かった。釣れていたのは30分くらいだっただろうか?結局、10匹のタチウオを釣った。前回よりはサイズはよくなっていたと思う。
あれ?さっきのゴムボーダーというかボート…どっかで見たことあるなあ?あの御方はHさんかも…?
しばらくしゃくるが、やはりアタリは無い。
もう一艇のミニボートが近づいて「釣りガサさんだよね?」 「は、はい…」
またまた気づかず失礼しましたが、3~4年前から(もっと長いかも?)ブログで交流しているSさんでした。やはり、先ほどのゴムボーダーはHさんでした。
Sさんとは初対面ですし、ブログを読む限りボートを100艇くらい所有してそうな感じなので(笑)、ボートだけで気づくわけありません。
Sさんが、明るくなってからタチウオは難しいというので諦めて移動していった。こちらはタチウオ仕掛けしかないのでしばらくやってみたが、やはり全くアタリがない。
Sさん、Hさんチームの後を追うことにした。
エサもコマセも無い。さてどうするか。ジグで狙えそうな大物と言えばマゴチやヒラメだが難しいだろう。
ジギングサビキ仕掛けがあった。これなら大物と同時に小物も狙えそう。
はたして、
大物はかからず、
大き目なキスと、
リリースサイズのカサゴだけ釣れただけだった。
照りつける日差しが強くなり、Sさんチームが帰還するようなので同じく帰ることにした。
しかし、途中でエンジンの動力を失った。なんだ?なんだ? おーい!待ってくれ~!叫んだところで声が届く距離ではない。
いかんいかん、へたに知っている人がいるから頼ることになり、その手段が断たれて焦るのだ。
ここから手漕ぎで帰るはめになると死ぬ思いで漕がなければならない。ここは冷静に努める。シャーピンが折れていた。
幸い、シャーピンの予備があって助かった。揺れるボートでの作業はやりにくかったが、復旧してホッと一息。これが真っ暗闇の中だったらぞっとする。もうフライング出船はやめよう。
実質、釣れたのは早朝30分だけだった。
(料理)
タチウオの炙りとキスの刺身
タチウオは指二本から二本半のサイズ。
指二本半は問題ないが、指二本のタチウオの皮は薄くて素人の包丁さばきで剥ぐのは困難。でも生で美味しく食べたい。
よって炙りにした。
焼きが甘いところは若干、皮が口に残る部分もあるが、美味しくいただくことができました。