(日曜日の釣り)
夜釣りに向かう前に潮見表を確認してみると、干潮時刻が15:00頃だった。久しく貝を食ってないこともあり、ちょいと潮干狩りをしてその足で夜釣りに向かうことにした。
この冷蔵庫並みの外気温なら、捕った貝を車に積みっぱなしでそのまま釣りに行っても全く心配はいらない。
現地では、連休の中日だというのに誰一人として潮干狩りをやっている様子は見受けられなかった。
いざ、入水~
極寒の海でもウエーダー装着なので海水はそれほど冷たく感じない。春先にしたってけっこう水は冷たいので、海水温は今とそれほど変わらないだろう。
せっせと手足を動かすので身体はたいして冷えないが、貝を掘る右ウデは時間の経過とともに冷たくなってくる。
小一時間やってシーズン中と遜色なくたくさんのアサリが捕れた。ただし、味のほうは問題なく美味しいのですが、身の大きさに関してはパンパンのピーク時の半分程度となります。
身の大きさは、殻の大きさにはあまり比例していないような、まるで過剰包装気味のお土産品を開けた時のような感じになりますので、しっかり身がつまった貝を捕るのであれば、やはり、ゴールデンウィーク以降の、潮干狩りシーズンと言われる時期を狙ったほうがよいかと思います。
アオヤギは味噌汁の出汁用に大きいのだけ選んで少々確保。サルボウガイは1個だけ捕れた。
まずまず捕れたアサリに満足しつつ、その足で釣り場へと車を走らせた。
17:00頃、釣り場到着。
釣り始めの明るいうちは風と波は強め。時間と共にさらに強くなる厳しい海況だった。
リール竿に電気浮き仕掛け(遊動式)でセイゴ(できればマダカ)狙い。
明るいうちはアタリはないが、暗くなってからはウキに変化が現れはじめた。
大型電気ウキが明確に沈むセイゴのアタリがちょこちょこあった。しかし針がかりはしない。どうもエサの垂らしを当歳セイゴが加えて引きちぎっているようだ。
17:50頃、
セイゴ33センチ
その後20センチもない当歳セイゴ。リリース。
小セイゴの中からキープサイズを拾っていく釣りになりそう。アタリはそこそこあるので今日は釣れそうな予感でいっぱいだった。
しかし、
これから釣るぞ~!と思った矢先に強制終了になってしまった。
ラインを巻き上げたら、リールのラインはグチャグチャになっていた。PEラインである。
これはスプールを外さないとどうにもならないと、ドラグ調整のネジ(ドラグノブ)を回して外し、そのドラグノブを置こうとしたとき、ツルンと手からこぼれ落ちてしまった。
堤防の上なら何の問題もないことだが、そこはテトラ上だった。
プラ製の軽いドラグノブなら浮かんでいるかもしれないと、わずかな望み持って探したが、あっと言う間に海の底に沈んでいったようだ(泣)
このドラグノブが無くても釣りは続けられるだろうか?
ドラグはユルユル状態で厳しそう。なにより、投げた時にスプールがリール軸から外れてしまうだろう。試すまでもないと諦めて帰ることにした。
やっぱりPEラインはトラブルが多い。高切れはするし、もちゃがる(ぐちゃぐちゃに絡まるという意味の名古屋弁)し。PEラインの使用は、遠投しないボート上か、シンプル仕掛けなルアーの時だけにしたほうがいいようだ。
投げ電気ウキ仕掛けで、PEラインを結んだリールを選んだことが一つ目の失敗だった。
二つ目の失敗は、落としたら最後のテトラ上でモノを落としたこと。慣れからくる緊張感の緩みが原因だろう。
三つ目の失敗は、予備のリールを持っていかなかったこと。予備リールがあれば釣りは続行できた。
釣果
33センチのセイゴ
自戒を込めて、もちゃがったPEラインとドラグノブを失ったリールとともに
調理
たった1匹のセイゴは刺身にした。その時、ホームセンターで買ってきたウロコとり器というものを、遅ればせながら初使用。
これはいい!いつもの包丁を使ったウロコとりよりもずい分快適だ。
セイゴはウロコが細かいので問題ないようだが、大ダイのようなごついウロコのお魚でも快適に使用できるだろうか?その前に大ダイが釣れんだろ
今回はなんとも不完全燃焼な釣行となってしまったので、また近いうちに出撃しようと思います。