(日曜日の釣り)
今年の梅雨はほんとに雨が降らない。
この日の天気予報でも雨の心配なし、波風穏やか。曇りなので暑さの心配なし。
まさに絶好の釣り日和ということで出撃です。(まあ、カンカン照りでも出撃しますが)
遠征ということで再びTさんのゴムボに乗せてもらった。
いくら絶好の天気予報でも、行くも戻るも現地次第だ。
大海原。
これは行けるぞ。
予報どおり海上は穏やかで目的地に向かって快調に飛ばすことができた。(帰りは危険な海だった)
快調に飛ばせたと言っても、あっと言う間というわけにはいかない。ほどなくK島付近へ到着。
ジギング開始。
はりきって始めるものの、まったくアタリが無い。
しゃくっては落とし、しゃくっては落とし…
お魚おるのか?いやいや、ここまで来たのだから何かしら居るはずだ、大物釣りは根気が必要なんだ、と自身に言い聞かせ、地道にシャクリ続ける。
ストップ&シャクリ。止める時間を長くしたり短くしたりと、とにかく根気よく。
そして、
前回に続いて来たぞ!
マダイ39cmだった。
その後、25cmカサゴと続いた。
しかし、
再び長い沈黙。
この時期、遮るもののない海上では暑くて参ってしまうところだが、曇り空のおかげで長い間釣れなくてもダレずにしゃくり続けることができた。
そして、
地道にコツコツが再び実った。
その引きの強さから青物では?と期待したが、上がってきたのはいい型のマダカ。56cmだった。
この頃、急に霧が発生し、目印だった島がまったく見えなくなり方向がまったくわからなくなっていた。
お昼近くなっていたので帰ることに。
しかし、ここはどこなんだ?不安が襲う。携帯のGPSで現在位置はわかった。だいぶ流されているようだ。
しかし、ボートの向きが目まぐるしく変わる海上では携帯のGPSのコンパスはそれほどあてにならないようだ。山と同じで、と言うか海でこそアナログなコンパスが必要だった。
どちらへ向えばいいのやら。ここは一旦、最寄の島を目指すべし。
なんとか島を確認。一安心。
ここから、方向を定めて帰還する。
霧は濃いが、幸いにも海上は穏やかだった。
(船長談)
「方向は概ね合っていたようで、少し遠回りするも無事に帰ることができてホッとした。最後の最後まで陸地が見えないのはかなり不安だった」
(船長談)
「方向は概ね合っていたようで、少し遠回りするも無事に帰ることができてホッとした。最後の最後まで陸地が見えないのはかなり不安だった」