水の透明度が低いというよりも無いと言うべき、ほぼ止水状態の川のスッポン。さらには、体にヒルがうじゃうじゃとくっついていた。(ヒャー)
そんな環境のスッポンとは言え、泥臭くて食べられなかったでは潰したスッポンに申し訳ない。結局、約38日もの長期にわたる泥抜きとなった。
この間、絶食状態で二日に一度水換え(気が向いた時は連日)をした。10日目頃に1回だけ立派な糞をしていた。
約38日の絶食で巨大スッポンの体重はどうなかったというと、1400g→1300gになっていた。100g減量していたが、身痩せするというほどではない(?)
スッポンを潰す手順として、最初に首を落とす(はねる)というのが、最初にして最も難関ということらしいが、たしかにそのとおりで失敗してしまった。
絶食1ヶ月以上とは、とても思えないような噛みつき攻撃に気をつけながら、なんとか首根っこをつかまえたものの、ものすごい力で首をひっこめてしまった。それからはいくらひっぱても、うんともすんとも、首は出てこない。
仕切り直し。
スッポンを仰向けにする。
巨大スッポンは警戒してしまって、一度目のようにはすぐに首を伸ばしてくれない。約5分の我慢比べの後、やっと(起き上がるために)首を伸ばしたので、今度こそ首をひっこめられないように全力で押さえつけて、首を落とすことに成功。(軍手をはめて)
通常の手順は、ここでスッポンの血を酒に注ぐところだが、今回は生血は飲まないことにした。なぜなら、以前スッポン料理屋の店主に天然のスッポンの生血はやめとけ!養殖のスッポンだから大丈夫であって天然物のスッポンの生血には寄生虫が居てヘタすると死ぬぞ!と脅されていたので、、
でも、各ブログをのぞいて見ると、天然スッポンの生血(酒で割る)を飲んでいる記事はそこそこ見受けられたが、、
今回、初めてスッポンを潰したのだけど、当然お魚のようにスムーズにいくはずもなく、硬い骨に苦労して出刃の刃が欠けたり、ほとんどバラバラなのに、いつまでも動く足にビビりながら、悪戦苦闘の末、なんとか解体を終えた。
スッポンは身が少ないと聞いていたが、さすが大型スッポンだけあって思った以上に肉がついていたので、足4本分としっぽの部分は唐揚げに、甲羅、エンペラ、頭部は煮込んでいくことにした。
料理編へ続く。
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