近所のある池でウナギが釣れるという。
ウソだあ~ 最初聞いた時はちょっと信じられなかった。
何故かというと、その池はけっこうな高台にあることと、いつもウナギを釣っている二級河川から、その池までは1キロ以上離れているし、その二級河川からの細い細い支流からでも200メートルほどあるから。
ウナギは海で生まれて川を遡上するものだから、高台にある孤立した池にウナギがいるのは絶対におかしい。
ウナギの遡上や登攀能力が高いのは認める。実際、雨上がりの河川敷のサイクリングコースを歩いていた時に、小ウナギがニョロニョロと進んでいるのに出くわして驚かされたとがある。
それとも、誰かがウナギを池に放流しているのだろうか?
昼間に池へ行って検証してみた。
池には水門があった。整備された池ならどこにでもあるやつだ。
オーバーフロー(たぶん)となっているこの水門からしか川とのつながりはない。
水門から池の急な土手をまっすぐにおりて行き、草をかきわけて(ヒッツキムシまみれ!)行くと、浅いコンクリートの水路(側溝)を見つけた。わずかに水が流れるその水路の先は暗渠となっていた。
暗渠の先はたしかに川につながっているだろうけど‥
ウナギが上ってくるとしたらこのルートしかないだろうが、標高差もけっこうありそうなんだけどな
あ‥
本当に池にウナギが居るのか?実際、陽が落ちてからウナギ釣りをして確かめることに。
野球場2面分くらいの高台の池
外界と唯一つながる水門
17:30頃開始。
半信半疑の中‥
18:00頃に細ウナギが釣れた。ほんとに居るじゃないか!
しかし、その後は釣れなかった‥
今回のエサはちょっと失敗したようだ。前回の釣りでの余りもののイシゴカイを使ったのだが、池をのぞくとスジエビやらテナガエビやらブルーギルやらの小魚がたくさんいて、結局コイツらのエサとなってしまったようで、イシゴカイはきれいに食べられて針だけ残された。
本当は極太ミミズを使いたかったが、この時期になると地中深くに潜ってしまったのか、それとも卵を産んで死んでしまったのか、ミミズが全然とれなかった。
ウナギの人為的放流は考え辛いし、やっぱこの水門から繋がる水路や暗渠の中をウナギが遡上してきたのだろうというのが結論。
でも、ほんとに水路と池の高低差があるんだよな~ ウナギの遡上、登攀能力は想像以上ということにしておくか。
今回は、池でのウナギ釣りの可能性を垣間見た気がしました。
(追記)
池から海へとつながる手がかりが新たに見つかった。水門とは別に、池からオーバーフローした水が流れていく水路があったのだ。
傾斜角約30度
浅い流れの中、こちらの水路も暗渠となる。
暗渠の先はわからないが、こちらのルートのほうがウナギが往来しやすそうな気がする。
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