以前の話ですが、ある一級河川で雑魚釣りをしておりました。
季節は11月中旬頃だったと思うけど、その時は(その時も)全くお魚が釣れなかった。
他に釣り人は見当たらなかった。釣れないから釣り人もいないのだろうと思った。
開始から1時間以上アタリがなかったので、ぼちぼち帰ろうかと考えたころ、
年配のかたが近づいてきて 「釣れる?」 と声をかけてきた。どうやら釣り人ではない感じ。
腕章かなんかつけていたので、何の用で近づいてきたのかなんとなくわかった。
歓迎されぬ客人に対し 「全く釣れんですよ」 と、そっけなく答えた。
やっぱり入漁料の徴収人でして、たしか500円とられた。ちえっ、はよ帰ればよかったわ。。
金もとられたし、ただ1匹のお魚の顔さえ見ずに帰るのは気にくわんので、もうちっと粘ってみることにした。
しかし、相変わらずウキのほうは無反応。。
今日の釣りは(も)散々だなあ~
しかし、その後、ちょっとした幸運がやってきた。
ぬぼ~
って感じで、全く予期せぬ巨大生物が水面下に現れた!
それは飼育しているイモリと同じ行動をとった。
一瞬たじろいだものの、正体はすぐにわかった。
オオサンショウウオが呼吸しにきたのだ!
距離にしてわずか2m。こちら向きだったので完全に目が合った。
人の存在が見えていないのか?それとも見えていての事なのか、全く慌てる様子もなく悠然とひと呼吸し、魚のように反転することなく、また悠然と潜っていったのだ。
出来事としては一瞬だったが、まさにサプライズ!
いや~大迫力だった。体長にして1m以上はあっただろう。
※これは水族館のやつ
今でこそ特別天然記念物で有名だけど、その存在を知らない昔の人が、こんなバカでかい得体の知れないやつに川で突然出くわしたら‥ 決してこの川では泳ぐまい!と思ったことだろうなあ。
風貌といいサイズといい
川の主(ぬし)というのに相応しい。
サプライズよもう一度と、再び現れるのを待ってみたが、その後、川の主の姿を見ることはなかった。
◇
天然のオオサンショウウオを偶然に目撃したというお話しでしたが、これからは狙って見ることができるかもしれない‥ なぜかと言うと‥ またバカな(?)オモチャを買ってしまったから。。それについてはいずれ