本格的に疑似餌で大物を狙おうと、前日に釣具屋で装備一式を取り揃えて臨んだ。
釣具屋店員にはボート釣りの状況を説明し、最低限必要なものをリクエストした。(最も安価なものでとも)
・タックル一式(竿、ベイトリール、PEライン付きのお買い得セット) ¥9,800-
・大型クーラー ¥9,800-
・鯛カブラ等の疑似餌3個 ¥4,500-
・魚をつかむ道具、先糸のフロロカーボンライン、疑似餌用スイベル、スイベルを外す道具もろもろ
チーン、約3万円也~ (後に、これらはすべて必要な物だったと実感)
安物一式とはいえ、そもそも大物なんてそうそう釣れないだろうし、また散財してしまったかとの思いと、いやいや大物釣る為の必要経費だとの思いが交錯した。
が、買ってしまったら後は釣るしかない!
すっかり明るくなった5時半に出船。
ベイトリールとやらも初めて使うし、魚探も2回目でまだ慣れてないが‥ そんな不安の中、ひと足先に出船したゴムボの後をストーキング。ポイントが全くわからない場合は先達についていくに限りますな(?)
先達のゴムボがエンジンを止め釣り始めたので、その近くで釣り開始。時刻は午前6時頃。
魚探が示す水深は70mあまり。
オレンジ色の鯛カブラをひたすら落としては巻き、落としては巻きを繰り返し‥
開始約30分‥
グ~ン!
約5分かけて上がってきたのは、どでかいマダイだった。
な、なんか‥ でかすぎ‥
異様にでかいマダイという認識はあったが、その喜びの余韻に浸る暇はなかった‥
プシュ~とエアフロアから空気漏れの音が‥ どうやら、ハリネズミにも劣らないであろう鋭いヒレにやられたようだ。
エアフロアには床面保護のために3枚のプラ製風呂のフタが敷いてあるのだが、船首付近のフロアは細くなっているということもあり、フタが敷いていなかったのだ(泣)
ゴムボは3気室に分かれているが、中でも最もダメージが低いエアフロアだから大丈夫だろう。想定内とはいえ少しだけ慌てたものの、準備していた布テープ(ガムテープ)を張り付けたら、プシュ~というエア抜け音はおさまった(冷汗)
しばらく時間をおいてもエアフロアはある程度張りがあり、エア漏れはそれほどないようなので釣り続行とした。ここで終わってもかなり満足な状況だが‥
ほどなく、
アオハタ
マダイ
この時点で、まだ午前7時半前だ。
エア漏れも心配だし早めに帰還することにした。帰り際に浅場でアベレージサイズのカサゴを1匹ゲットし出船場所へ。
ガムテのおかげで釣りを続行できた。備えあれば憂いなしを実感。
どでかマダイのサイズはまったく見当もつかなかったが、スケールをあてると‥74センチもあった!ひえ~
アオハタは43センチで小マダイは30センチだった。
どでかマダイ、ウロコはでかいし三枚におろすのに包丁の身が足りないしで大変だった。このアオハタくらいのサイズが捌きやすいな。
しっかし、何度改めて見てもでかい!なんだかゼンメの刺身が懐かしいな(笑)
いや~、今後の目標が無くなりそうなくらいの大マダイが釣れてしまった~