紀伊長島の道の駅で買ったウツボの干物。
干物って開いたり干したり包装したりと手間がかかっているから仕方ないかもしれんが、割高感がある。
このウツボの干物は1匹1000円でボリュームの割に安いし、珍しい食材は即買いだ。ここはアジの開きが小型で3匹1000円だった。ちと高いよな~
ウツボの干物とは言え、そのまま焼いても小骨が多くて喰えない。干物のくせに下ごしらえをしなければならないものなのだ。
下ごしらえとは、骨切り。これをすれば大丈夫。ただし、丁寧に骨切りをやらなくてはならない。キャベツの千切りが細く切れる包丁さばきがないと厳しいかも。
焼いた干物はちょっとクセがあるが、それがウツボの風味だろうか。日本酒に合うかな。皮目はゼラチン質で見た目とおり魚とは思えんような食感がする。
焼いただけでは喰いきれんし、干物を唐揚げ(片栗粉)にしてみた。
骨まで食べられるようにと、やや低温でじっくりと揚げたが関係ないみたい。骨切りがしっかりされているところは問題ないが、骨切りがされていないところは、じっくり揚げたくらいではどうにもならないごつい骨だ。
ウナギの骨とかと一緒で、硬い骨を食べようと思ったら高温で長めに揚げなければ無理だ。低温では無駄。
高温の油で揚げて、骨を気にしないレベルにするには、身がパサパサになるまで、身を犠牲にしないくらい揚げないとダメということになる。
淡水魚にもよくある、魚の小骨が気になった時に、骨ごと食べようとしたい時には、じっくり揚げることで骨と身を食べようとするより、骨切りのほうが断然いい。
ウツボの骨切りは比較的容易。皮が厚くて丈夫なので皮が千切れないので。皮ぎりぎりまで骨が入りこんでいるので、皮を切るつもりで深くまで骨切りをしたほうが良いようだ。
ウツボのように皮が千切れなければいいけど、他の魚の骨切りはヘタをするとバラバラになって原形をとどめない可能性がある。このウツボのように開いたものではなく、1匹ごとの骨切りなら中骨があるのでバラバラになることはないだろうが。
ウツボの干物の唐揚げは美味しかった。干物だから塩分は全くいらないが、若干のクセがあるので、何か臭み消しのスパイスを足してみるといい気がする。
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