寿命100年以上と言われるスッポン。
四本足を生きたまま殺すというのは、メンタル部分も含めて動かなくなったお魚のように手軽にはいかなかったが、食べてみたい一心で解体した天然スッポン。
甲羅とエンペラ(甲羅のまわりの柔らかい部分)と首(頭)は二時間半ほど煮込んだ。
調味料は、市販のおろしにんにく、生姜の輪切り、酒、食塩、醤油などを適量。
長時間、煮出したスープを味見してみると、美味しい出汁が出ているが、思ったよりパンチが効いていないという感じだったので、顆粒中華ガラスープを足した。
顆粒中華ガラスープを足しておいて矛盾するところもあるが、具材は素材のスッポンを味わうべくネギだけにした。スッポン鍋というよりはスッポンスープといったほうが適切かもしれない。
いただきまーす。
美味し!中々いい出汁が出ているぞ。
スッポンの可食部といっても、トロトロになったエンペラと首回りの肉だけ。
過食部が少ないし具がネギだけなので、予定通りにウドンを入れる。
これ、スッポン鍋というよりスッポンウドンと言うべきかも。
1ヶ月以上の養生のおかげか、懸念していた泥臭みはまったく問題なかった。
しかし、旨みの元である脂はそんなに出ていなかったせいか期待の味をやや下回ったかな?といった感がある。でも十分に美味かった。
次はスッポンの唐揚げ。
スッポンの肉がついているのは、4本の脚の部分と尻尾と首(頭)だが、鍋に入れた首以外を唐揚げにした。
鶏の唐揚げと同じように、酒、醤油、塩、こしょう、おろしにんにくを入れた調味液に20分ほど漬けこんでから、小麦粉をまぶして揚げた。
いただきまーす。
美味しだ!スッポンの唐揚げは、鍋に比べれば期待以上の味わいだった!
そうは言っても、夏に食べる唐揚げと鍋を比べれば、唐揚げのほうが美味いと感じるのが普通だろうけど、、真冬なら評価も変わるかもしれない(汗)
スッポンの唐揚げは、あえて例えるなら鶏の唐揚げに近いだろうけど、ブロイラーよりも地鶏に近いようなしっかりした歯ごたえで、野性味あふれる感じで大変美味かった!
スッポン鍋がもうひとつと感じたのは、最も出汁が出て美味い部分(唐揚げにした部分)を入れなかったからかもしれない。。スッポンまるごとの丸鍋にしたら期待したような味だったのかもしれない。
スッポンに求めたのは美味さだけじゃなくて、かつて食べたスッポンのような体が火照るような精力増進作用だが、今回は残念ながらなかった。
いや、、身体が元気になった気がする。ただ身体が火照るようなことはなかったので、、
やっぱ生血を飲まんといかんのかしら?あと2匹スッポンを養生しているので、次回はスッポンの生血(酒割り)を飲んでみよう!
翌日の今日、、
残る内臓(右のトレー)のほうは、料理屋では刺身にするようだが、そこは天然スッポンということで火を通すのが無難なので焼いて食べた。
いただきまーす。
美味し!ざっくり言えば畜肉のホルモンと同じような味わいということになるが、酒呑みにはもってこいの肴だ。
残っているスッポンスープで雑炊にした。これも美味しだ!カレーと同じで1日寝かしたほうが美味くなっているようだ。
今回、天然スッポンを料理してみて、それほど美味くなかったら残る2匹のスッポンは元居た場所に返すところだったが、、、
スマン、、
こんばんわ、と言うか、お早うございます。
返信削除目が覚めてしまったので覗かせていただきました。
ついにすっぽんを食ってしまいましたね(笑)。
ブログを拝見する限り、かなりアッサリ系で上品な味わいみたいですね。
解体作業は、頭で想像してもちょっと精神的にしんどそうです。
お疲れ様でした。
おはようございます。
削除ついに食っちゃいました(笑)
お魚と同じで養殖物でなく天然物ということに加え、一ヶ月以上の泥抜きでかなり脂が落ちていたように思います。
それと、肉や骨がついた一番いいところは唐揚げにしたので、スープがあっさりした感じになってしまったようです。その分唐揚げは文句なしのお味でした。
解体は結局、慣れなんでしょうが、精神的にも作業的にもパワーが必要でした。
お一人でKgのすっぽんを総浚いなさるとはっ!…類なき贅沢ですなあ♪
返信削除いえいえ、体は火照らなくとも、夜の鉄砲隊として大活躍なさったことでしょ~~~お!
1.3キロのスッポンは料理屋なら4人前くらいということになるでしょうか。
削除肉はちょっと喰いきれないと思ったので、一部冷凍しておきました。スープもまだ残っているので冷凍しときます。
唐揚げとスッポンうどんは両親にも食べてもらいました。潰す前は食べないよ!と言っていたのに、料理したものを出したら、美味い美味いとペロッとたいらげてました。
鉄砲隊として活躍の場はないですが、今度は生き血も飲んでみようかなと